八王子市で親なきあとが心配な方へ|行政書士が教える支援のポイント
こんにちは。八王子市の伊橋行政書士です。今回は、障害のあるお子さまを持つ親御さんが特に心配される「親なきあと」のお金の管理について、わかりやすく丁寧にお伝えいたします。
障害のある子の将来にお金を遺す、その管理は大丈夫?
「自分がいなくなった後、この子はちゃんと生活できるだろうか」──多くの親御さんが持つこの不安。たとえ財産を残したとしても、そのお金をきちんと管理できるかという点は非常に重要です。
知的障害や精神障害があるお子さまの場合、自分でお金の出し入れを管理することが難しいケースも少なくありません。そのため、信頼できる人にお金の管理を委ねる仕組み作りが大切になります。
【事例紹介】ある八王子市在住のご家庭では、お子さまに軽度の知的障害があり、親御さんが亡くなった後に数百万円の預貯金が遺されました。しかし、相続後の管理について明確な取り決めがなかったため、親戚内での意見が分かれ、結果的に家庭裁判所で成年後見人の選任手続きを行うことになりました。もっと早い段階で信託などの制度を利用していれば、よりスムーズな財産管理ができたと感じています。
親族がお金を奪ってしまうリスクへの備え
実際にあるご相談の中で、「親族がお金を管理すると言っていたのに、いつの間にか使い込んでいた」といったケースも見られます。意図的でない場合でも、管理がずさんでお金がなくなってしまうことも。
こうしたトラブルを防ぐためには、信託制度の活用や、後見制度の利用が考えられます。たとえば、「親なきあと信託」では、親が生前に信頼できる信託会社に資産を預け、子の生活費などを計画的に支出してもらう仕組みが整います。
銀行からお金を下ろせるのか?
お子さま名義の銀行口座にお金を預けておく場合、「本人でないと引き出せない」と言われることがあります。特に障害があると、本人確認の面で問題が生じやすく、手続きに時間がかかることもあります。
この問題を避けるためには、成年後見制度や、日常生活自立支援事業を利用する方法があります。特に成年後見人は、家庭裁判所の選任により正当な権限で財産管理ができるため、第三者にとっても安心です。
【事例紹介】当事務所で支援したケースでは、親なきあとに備え、子ども名義の口座からの引き出しがスムーズにできるよう、親御さんの生前に成年後見制度を申立てておいたことで、スムーズに生活費を確保できたご家族もいます。

悪質な訪問販売や詐欺から子どもを守るには
障害のある方は、悪質な業者や詐欺行為のターゲットにされやすいという現実があります。特に親なきあとは、家に一人でいる時間が増え、訪問販売や電話勧誘の被害に遭いやすくなります。
こうしたリスクに対しては、見守り契約や、財産管理契約を活用することで、日常生活における支援者を明確にすることが可能です。また、地域の福祉サービスや包括支援センターとの連携も重要です。
知人や近所の人からお金をだまし取られないか?
顔見知りであっても安心はできません。好意を装って近づき、金銭を要求するケースも報告されています。
こうしたケースを防ぐためにも、財産の見える化(記録や定期的な報告)と、第三者によるチェック体制を整えることが大切です。
行政書士ができる支援
「伊橋行政書士法務事務所・一般社団法人いきいきライフ協会八王子東」は、信託契約書や財産管理契約書、見守り契約書などの作成支援を通じて、ご家庭に合った支援の仕組みづくりをお手伝いします。また、八王子市での福祉制度や支援機関との連携についてもご相談いただけます。
「何から始めたらいいかわからない」という方も、お気軽にご相談ください。丁寧にヒアリングをしながら、一緒にお子さまの将来を考えてまいりましょう。
まとめ:八王子市で親なきあとに備えるために
親なきあとに障害のあるお子さまが安心して暮らしていけるようにするには、事前の準備と信頼できる支援体制の構築が欠かせません。
・お金の管理をどうするか
・誰に任せるのが良いのか
・法的にトラブルを防ぐ仕組みはあるか
こうしたことを、専門家である伊橋行政書士と一緒に考えていくことで、安心につながります。
ご相談は八王子市の行政書士へ
当事務所では、親なきあとのご相談を多く承っております。初回相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。地域密着の「伊橋行政書士法務事務所・一般社団法人いきいきライフ協会八王子東」として、丁寧かつ誠実にサポートいたします。
TEL042-678-5225